こんにゃくの下ごしらえ
こんにゃくは「切り方」「アク抜き」のひと工夫で、さらにおいしさUP!
こんにゃくは、そのまま料理に使うと、
「味がしみにくい」「臭いが気になる」ことが…
調理前に簡単な下ごしらえをすることで、
もっとおいし召し上がっていただけます。
アク抜きの方法
一般的なアク抜き「茹でる」
- こんにゃくは料理に合わせた大きさ形に切り
- ひたひたのお湯で3~5分下茹でします。
- お湯は捨てて、こんにゃくは軽く水洗いして下さい。
以上で、「アク抜き」という工程は終わりです。
「アク」の正体
鍋のまわりが白くなりますが、これが「アク(灰汁)」です。
アクの正体はこんにゃく芋特有の「えぐみ」や「臭みの成分」と凝固剤で使う水酸化カルシウムがほとんどかと思います。
鍋お手入れのポイント
アク抜きに使った鍋をそのままにしておくと、鍋のまわりに白い粉をふいたようになり、鍋を洗ってもなかなか落ちないで苦労した経験もお持ちかと思いますが、食酢などで簡単に落ちます。
メニューに応じてひと工夫「中火で炒る」
- 「一般的なアク抜き」を行ったこんにゃくを、
よく水を切り - 1.を鍋に入れ、かき混ぜながら中火で炒って下さい。
炒めものの場合も、他の材料と合わせる前に、から炒りすると味のなじみが良くなりますよ。
※糸こんにゃくも同じ感じでできます。
おすすめメニュー…煮物、和え物、炒め物
昔から伝わる方法 ~蒟蒻職人より伝授~
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袋から取り出したこんにゃくを真水を入れたビニール袋に入れて口を閉じ、よーく(20~30回)揉んでみて下さい。
(四角のままでも、切ってからでもOK) -
1.をそのまま冷蔵庫に寝かせます。
(昔風にいうと一晩なんですが、数時間でいいと思います) - 調理前に、軽く洗って頂ければ大丈夫です。
アクが抜けてそのまま調理でき、断然味しみも良くなるので是非試してみて下さい。
※糸こんにゃくも同じ感じでできます。
※日持ちがしませんので、早めに調理して下さい。